第15回 求めよ、さらば与えられん
2020.10.02 / 2020.10.02
私は後天的にスピリチュアル能力が開花したタイプなので、
長年普通の人として生きてきました。
実際に自分が「視える人」になってから、
スピリチュアル能力に対して、
大きな誤解や勘違いがあった事に気が付きました。
実際のスピリチュアル・守護霊・神様・宇宙などと
かつての自分が思っていたスピリチュアルの前提は大きく違いました。
だから、一般の人の持つ「スピリチュアルのイメージ」と
実際のスピリチュアルがどれだけ乖離しているか、よく分かります。
そのうちの一つについて、今日はお話したいと思います。
私がまだ能力開花して間もない、駆け出しの頃。
スピリチュアルカウンセラー歴数十年のベテランの先生の
ワークショップに参加した事がありました。
10名ほどのワークショップの中で、
一人一人公開セッションをして悩みを解決していくスタイルでしたが、
そのうちの1人の方が時間の関係で先に帰られ、
しばらく経って私たちが解散する前に、その方からクレームが入りました。
「私にはあまり話を振ってもらえなかった」
「せっかく遠方から参加したのに悩みを聞き出してもらえなかった」
というような内容でした。
そこで残っていた私たちに向かって先生がこんなお話をしてくださいました。
(もちろんご本人にもお伝えされましたが)
「『求めよ、さらば与えられん』という言葉があるように
天は手を伸ばした人しか助けてくれません。
恥を晒したくないからと
弱みをさらけ出せなかったり、
悩みを相談できなかったり、
あぐらをかいて『助けられるものなら私を助けてみろ』という態度の人には
力を貸してくれないのです。
本気で自分の人生を変えようとしている人にしか力は与えられないのですよ」と。
確かにクレームを入れられた方は
先生が話すチャンスを与えたり、質問をされても、
ごまかすように笑って
「うーん、よく分かりません」とか「まぁ、、よかったです」というような
受け答えしかしていませんでした。
そこで私もハッとしました。
私自身も能力がない時、占いに行った事はありますが
どこかで「視えるのなら私の悩みをわざわざ話さなくても分かってくれるよね?」
と思っていたところがあったのです。
「私が恥ずかしい思いをして話さなくても、必要ならメッセージをくれるはずだ」と。
今思えばとても受け身で人任せで、図々しい態度だったと思います。
実際に過去のクライアントさんでも
「当てられるなら当ててみろ」というような態度の方や
「当てたら信じてやる」という態度の方の場合、
守護霊と繋がってもメッセージをくれなかったのです。
私がいじわるで降ろさなかったわけではなく
「本人が信じてないから話す事はない」
「メッセージを聞いたところで何も変わる気がないから伝えない」
とその方の守護霊にピシャリと言われてしまったのです。
視えない世界の住人は(守護霊、ハイヤーセルフ、神様、宇宙など)
先に叶えてくれたら信じられるから奇跡を起こしてくれ
と頼んでも叶えてくれません。
信じるから叶えてくれるのです。
信じるが先。
求めよ、さらば与えられんです。
肚を括って、変わりたい!と思った時、
「どんな事を言われても天のメッセージを信じて
必ずそれを実行します。
だからメッセージをください」
と本気で、本気で、願った時だけ、メッセージは降りてきます。
それは言葉とは限りません。
シンクロ(前回参照)かもしれないし、
エンジェルナンバーかもしれないし、
強制的に環境が変わるといった形かもしれません。
何かしらの形でメッセージをくれます。
私含め、スピリチュアル能力が開花した人というのは
人生どん底で開花した人が多いです。
それは、それほどまでに追い詰められないと
「どんな事を言われても天のメッセージを信じて必ずそれを実行します」
と肚を括れないからかもしれませんね。
あなたが本当に本当に辛い時、
まずは信じるのが先。
そして肚を括って天と約束してください。
そしたらきっと助けの手が差し伸べられるはずですよ。
でも本当は、そんなに追い詰められる前に信じたらいいんですけどね(笑)
かつての私のように頑固じゃない素直な人は、とりあえず信じてみてください。
別に追い込まれてなくたって「絶対に信じる!なんでもやる!」と思えれば、
いつでもメッセージは受け取れますから。